2011年10月23日日曜日

スーツと私服。

どもどもー、ノリです!




僕はミュンヘンでインターンシップをしてるんですが、出勤は基本的に私服です。張り切って日本から持ってきたスーツは、こちらに着てから合計一週間も着てないような状況です。

僕がインターンシップをしている会社はソフトウェア会社です。スーツを着てドキドキしながら6月頃に会社訪問をしたことを覚えてます。8月から始まるインターンシップの顔合わせだったのですが、その日の天気は雨で少し肌寒くスーツにマフラーを巻いて行った気がします。そこで始めて顔を合わせた上司は、私服でした。

8月からのことも聞きたくて
「インターンシップが始まったら、服装ってどうすればいいですか?
と聞きました。

「私服でいいよ。まぁ、スーツ着たいなら着てもいいけど君はお客さんとは会わないしなー」
帰ってきた答えは僕にとっては、納得できるものでした。


社内での服装について
最近ふと服装のことについて考えました。うちの会社はソフトウェアの会社です。半分以上が開発に携わるエンジニア。社内では基本的に私服しか見ない。むしろ、スーツ着てるのなんて社長ぐらい。ヴァイスプレジデントですら私服がほとんど。たまにスマートカジュアルぐらいの感じです。

これもきっと上司の言った
お客さんとは会わない
ということなんだと思います。

日本の社内での服装
日本のことは、あんまり知らないんですが、ウェブ系やデザイン系の会社やソフトウェア系ではそれほど服装に関する規定は厳しくない、という話を聞くことがあります。最近は割と緩くなってきたと聞くこともありますが、それでもスーツを着る人ってたくさん居るイメージがあります。どうですか?スーツを着る人の中で、「お客さんとは会わない」人はどれぐらいいるんでしょ。





ドイツと日本の比較
結局のところ、実際のところを知らないので、目に触れる部分だけの情報で判断します。ずばり、通勤時間の電車です。日本の電車ってスーツのサラリーマンでいっぱいなイメージです。(実は電車通学をしたことがないので知らないですw)一方、ドイツではスーツを着てる人はかなり少ないです。スマートカジュアルぐらいはさすがに居ますが、バッチリスーツ来てる人は少ないです。



「スーツを着るべき職業が
 ドイツには少ない or 日本には多いのか。」
そもそも、スーツを着ないといけない仕事ってなんでしょうね。銀行営業ぐらいですか?後、何かの窓口・・・市役所とかの公務員とか会社の受付とかかな。日本とドイツはその辺は全く変わらない気がします。


とはいえ、ドイツの市役所はみんな私服でした。トラベルインフォメーションも私服(というか、タトゥーとかピアスとか普通に居るしね)。そう考えるとドイツは、日本だとスーツのところを私服で通してるところもある気がします。

で、結局どこでスーツを着るべきか
例えば、市役所の受付はスーツを着るべきだと思いますか?僕はそれほど重要じゃない気がします。じゃあ、銀行は?というと銀行は着た方がベターな感じがします。営業の人もスーツの方がベターな感じ。違いは、どこにあるんだろ。多分、スーツの方がカチッと堅い感じで信頼できる気がしますよね。信頼っていうのは、人や組織とのコミュニケーションの中で培われていく気がします。じゃあ、コミュニケーションがない状態で信頼を得ようと思うと、やはり第一印象で強く残る外見なんでしょうね。外見でスーツというある種制服に近いものを着ることで個人よりも、個人を通して組織と対面してるような感じがする気がしないでもないような。この辺は再考します。

先にも言いましたが、ドイツでは市役所ではスーツを着てません(少なくとも僕の行ったところは)。これは業務内容が信頼云々というよりも、手続きの処理という面が大きく、顧客との信頼とかそういう話ではないからじゃないでしょうか。その一方、銀行とか営業は、業務内容が顧客との信頼関係に基づいて契約が進んだりとか保持されたりするので、信頼関係を結びやすいようスーツという外観を選んでいるのでは、と思います。


日本ではどうですか?ソフトウェアエンジニアが着てる職場もまだあるんじゃないでしょうか。営業にも顧客の前にも出ない人がスーツ着てる職場って結構あるんじゃないかな。なぜ着てるんだろ。

浴衣出勤出来る?
最近、オクトーバーフェストがあったときに同じ部署の女の子が民族衣装(ディアンドル)を着てきました。もう日本人の僕からしたら驚きです。日本で言うと、夜にどっかの夏祭りがあるから、女の子が浴衣着て出勤してる感じです。違和感ありまくりですよね。でも、同じ部署のほかの人は「今晩、オクトーバーフェストにいくんだ!いいね!d(>▽<*)」って感じで、僕とは違うようでした。その話を上司にしてみると、
例えば民族衣装を着て生産性が落ちるならダメだけど、生産性は服装に因らないでしょ?君にスーツ着ても着なくても良いって言ったのと同じ。他人とか関係ないよね。生産性が最大化されるように自分で調整すれば良いよ!
とのこと。確かにそのとおりだわ。会社に居る限りは、自分の仕事をどんどんこなす。客先に出ない僕らは、服装なんか関係なく自分が一番生産性を発揮できるようにすれば良いんよね。だから1時間に一回タバコ吸いに行く人も居れば、変なスリッパはいてる人も居るし、音楽聴きながら仕事してる人も居る。意識して見ると、環境に対して気づくことが多くなりました。


話は戻って
日本人で客先に出なくてスーツを着る必要もなさそうな人は、なんでスーツを着てるんでしょうか。なんでその職場ではスーツを着ることが規則になってたり、そういう習慣風土があるんでしょうね。


結論
別に日本が良いとかドイツが良いとか、欧米化しろとか言うつもりはありません。が、個人的にはドイツの方が良いかなーと思ってます。文化とかは置いといて、スーツなんて着なくて良い人は、スーツを着ないのが普通ってなんか合理的な感じがする。でも、こういう状況に置かれなければ普通に社会に出て、普通にスーツ着て、なんとも思わなかったんだろうな、と思います。前提へ疑問を投げかけることもせず、思考停止してたんじゃないかな、と思います。

もうちょっとだけ
それは思考停止でもなんでもない。文化とか習慣とかじゃないんだ。スーツ着てるの見ると、信頼できそうだろ。もはや真理のレベルだろ
こんなこと言われそう、なんて思う自分は多分被害妄想です。日本にはスーツ着ればOKみたいな雰囲気がある気もするし、実際だいたいスーツで済んでしまう気もするし、外見的な意味でもスーツ着るとすごい堅い感じがして信頼も得れるような気もします。

でも、実はそれは文化的背景で日本人の価値観に刷り込まれたことであることも事実だったりする気がする。


この写真とスーツだとどっちがフォーマルな場でベターだと思いますか?


これは、フィリピンの民族衣装のバロンという服です。とてもゆったりしていて着やすい服なんですが、フィリピンではこれがフォーマルな場で通用する服なんです。むしろ、かなりフォーマルだとか何とか。スーツ<バロンという話を聞いたことがあります。どうですか?



スーツ着てる人とバロン着てる人。


どっちが信頼できますか?






ノシノシ


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